ようこそおかえり。京都高校30回生のホームページへ

当サイトウエブマスターのホームページ作りの原点、子供の遊びの情報サイト「ブゼンキッズ」。文部科学省の子どもセンタープロジェクト終了とともに閉鎖したがもう何年になるだろう。今でも「ブゼンキッズ」で検索する多くのサイトがヒットしてくる。今再び私達の孫と遊びたい場所や遊びの情報をあげてみます。


パパとがっちり手をつないで....
タデ原湿原から雨池(あまがいけ)へのハイキング

長者原ビジターセンターから坊がつる久住山をめざすハイキングルートは日本中に有名です。君達はその途中にある雨池(あまがいけ)をめざす半日ハイキングコースで練習してみようか。けっこう苔で滑るし、歩きにくい石が多い場所もあるから小さな君はパパにしっかり手をつないでもらってね。
森を抜ける道が多いから暑い季節のハイキングにはお奨めです。

タデ原湿原
やまなみハイウエイの久住高原の観光の中心と言える長者原。ここは周囲を美しい山に囲まれた平原になっていて、硫黄山の噴煙を目の前に見える既に十分立派な観光地です。ここに環境庁が建設した長者原ビジターセンターがあります。
この長者原ビジターセンターの裏にハイキングコースの出発地点があります。長者原ビジターセンターで情報を仕入れて出発しよう。スタートラインの吊り橋を渡ると木で出来た道が広い湿原を渡って行くんだけど、この湿原が「タデ原」と呼ばれています。幼稚園のお友達ならここでゆったり過ごすだけでも楽しいぞ。ちょっと歩くと渓流もあるし。




雨池(あまがいけ)
「タデ原」を抜けると雨池(あまがいけ)をめざすハイキングルートの入り口につきます。ここから久住山頂や坊がつる賛歌で有名な坊がつる、そして久住山を縦走して牧ノ戸峠にさえ抜けることができます。
小さな君達はまず練習の為、雨池まで行ってみようか。
長者原ビジターセンターから約3キロメートルくらいだから寒い季節でなければ往復3時間くらいで歩けると思うよ。元気な小学校3年生以上なら大丈夫と思います。小学校1年生以下は無理ですね。小学校2年は大柄で元気な子で、山歩きに慣れてるパパがしっかり手を引いてあげるのなら何とかなるでしょう。下の注意書きを御参照ください。
雨池をめざすコースはほとんど森の中、木のトンネルの道です。途中から傾斜も急になり両手を使うこともありますぞ。
雨池の写真です。雨池とは雨が降ったときにのみ水がたまり池になる場所なのです。スイスの湖みたいな場所をではありませんでした。
ここから法華院温泉のある「坊がつる」まではもう一息の40分くらいです。
時々木洩れ日が。森林浴もよいけれど太陽の光は安心と活力を与えてくれるな。ところでこの木陰のルートは真夏のハイキングにもお奨めです。
森林を抜けるといきなりひらけた場所に出ました。周囲の美しさ、深い山らしい神秘さに、ああ来て良かったと思え始める場所です。
木で出来た橋がかかり始めると、ここが雨池なのです。そういわれてみると足下の土が砂っぽくて湿っていて、雨が降ると水がたまりそうです。

ブゼンキッズからのちょっとだけ注意点
天気が良くても結構涼しいし、山の天気は変わりやすいからポケットビニールカッパと長袖シャツ、長ズボン、登山靴(無ければ底の硬い丈夫な運動靴)は絶対必要。雨池では携帯電話の電波はとても弱くて使えたり使えなかったりでした。
高山植物がとてもきれい。特に左のリンドウが有名です。10月初旬からはもちろん山全体が美しい紅葉にかわります。天気の良い日には一日散策を楽しめますね。
もちろん春にはシャクナゲやミヤマキリシマも美しい花も見られます。草花は見るだけ、切ったり踏んだりしないように。
2000年の六月に地滑り(じすべり)があったそうです。山の上のほうから木々を切り裂くように地滑りが山裾(やますそ)に向けて駆けくだり、登山道もこわされました。モスラの幼虫でも通った感じ。山のパワーはすごい。雨の日の登山はやめようっと。霧も出るしね。
道はけっこうタフです。地滑りが起きた後新しい道になったせいもあって、ごろごろした岩の上を歩きます。また丸太を埋め込んで階段にしてくれているのですが間の土が流れて丸太がハードルになっちゃったとこもあります。登山靴が望ましいですね。下山の時に特に注意。大人に手をつないでもらうのがベスト!


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