2010年度常磐会テーマ


29回生の皆様・右端はフルート編の心のモデルにさせて戴いた剣道部Iアさん
29回生の皆様
頼れる?43回生の諸君
副委員長モコちゃんと
来年度実行委となる31回生の皆様
懐かしい顔が(来賓かと思った)
28回生/32回生の皆様




2010年6月12日 2010年度常磐会総会「協力回生のつどい」を開催しました。
In the springtime of my life, I dreamed a dream with you.
Im Fruehling meines Lebens, wir beide hatten Traeume.
Au printemps de ma vie, j'ai reve d'un reve avec toi.



京都高等女学校・京都高校同窓会「常磐会」は9月の総会・懇親会・記念イベントを前に「常磐会総会協力回生のつどい」を開催致しました。
本年度は当番回生30回生・43回生が、4回生を始めとした常磐会会長や京都高校校長先生他を御来賓に28回生・29回生・31回生(次年度主当番回生)32回生をお招きして総会の企画立てと進行状況を説明する会となりました。当日の様子とメーキングを詳しく解説します。

日時2010年6月12日(土曜日)6:00〜
場所「金龍」行橋市宮市町6-3
プロローグ会の設計であるプロデュース、実施であるプレゼンテーション作成と司会兼プレゼンターは副委員長・広報委員長代行・ホームページウエブマスターのタッキーに託されました
「全員全面的に協力するのでタッキーに全権委任で『つどい』でのプレゼンター・司会含むプロデュースまで頼む」という状況になり、皆の願いとのことだし、我が愛しき者の願いを叶え、数千の同胞の、そして多くの協賛金を拠出して下さった方々の為になるならばと依頼を受諾、急遽準備にかかりました。来年以降の総会実行委員会を編成する人達の為にもメーキングを書き残しておきます。
 2日間という余りに短い準備期間、いや準備”時間”だが、やる以上はなるべく品質の高いものをめざしました。
これはもうビジネスの契約と同じ感覚。ならばタッキーとしては「総会というプロジェクトの社内製品内覧会」と位置づけ、「つどい」で展示し、社長(常磐会役員)や事業部(協力回生)に提案され許諾された物のみ総会で使用でき、「つどい」で展示した内容/品質を総会で下回ってはならないという基本設定を立てました。即ち「つどい」のプロデュースは本番の「総会/懇親会/イベント」のプロデュースを行うことに他なりません。責任は重いので、「手間はかかるが費用はかけない」、「技術は要るが高女/新制卒業者全てが楽しめる愛と夢のある150分の音楽/リリック/映像エンタティメント」を目指しました。なお、題字揮毫以外の全てのイラスト、ディスプレイ、リリックの著作権はタッキーが有しています。当HPと総会誌以外での使用を禁じます。(心配なく金儲けでは無く将来ちょっと楽しいことに使える考えがあるのです。)
このHPの文責はウエブマスターである私タッキー一人で負うため、あえて私、と一人称で書きますが49歳で呼ばれた総会実行委までは常磐会というものに全く触れておらず、昨年度の「つどい」に参加していないので、「つどい」の雰囲気、実施要領を知りません。急ぎ昨年の活動の写真や配布文書を拝見し学習したうえで、すみません、「団結ガンバロー」という所作が嫌いなので、そのような類似のシュプレヒコールも含めてこれを行わないと決め、そうしなくてもそれ以上の一体感を醸せるよう、理解を共有しやすい音楽・映像・メッセージで会を彩り、皆様に一つで高次元なロマンとノスタルジーと将来への希望を共有して戴き、御自身の積極的なお考えで総会への期待と意欲を抱いて戴けるよう努めました。
事前に会場は「金龍」と決まっており、備品が無いので、上記を行うのに必要な下記機材を持ち込みましたが、結構な重労働となりました。後片付けもあるので二次会も行けません。

各卓に設置のオイルランプ
PA、ブームスタンド付きマイク3系統、液晶プロジェクター(予備1式含め計2式)と自立式スクリーン、コンピュータ(予備1式含め計2式)、エレクトリック・ピアノ、その他コードリール、テーブルタップ、ケーブル類等の補機一式。若干の照明機器、テーブル分のオイルランプ。(会場の照明の調光が出来ないので照明を落とすと真っ暗になるかと心配したので)
「金龍」は清潔感あり立派なお店と思います。協賛もして下さっています。ただ、料亭であって宴会場では無いようですし、会のパフォーマンスに責任を持つプロデューサーの立場から純粋に技術的に考えると、「つどい」が100名の会であるなら、総会懇親会を行う場所でリハーサルを兼ねて「つどい」を行い(今年の場合なら京都ホテル)、音響や機材、選曲した音楽や作成したプレゼンテーションの効果を試す事のほうが正解であると今は考えています。(これは2011年度集いに反映)
栞の作成会のプログラムとしての「協力回生のつどいの栞」を作成しました。
名札とシーティングオーダー

受付で全員に名前と回生(卒業年次)を書き込んだ名札を渡します。名札のロゴマークは色分けされていて:
紫:来賓 
青:28/29回生
橙:31/32回生
緑:30/43回生
を意味しています。また栞の中央見開きページには「シーティングオーダー」(着席表)がカラーで印刷されており、名札の色とテーブルの色がリンクして御案内を容易にしています。

総会誌のイメージサンプルの機能を持たせるため、総会誌表紙の背景を使い共通感のあるデザインとしました。
しかし似ていますが総会誌とは違うイラストを使い、書いてある内容も位置も全面的にあらためた別のものです。
イラストレーターバージョン10で作成、キャノンのレーザープリンターで印刷。表紙はケント紙110Kを使いました。130Kも試しましたが、紙が反るのと折り曲げの部分が鱗状に折れてしまってかえって美しくないと判断。
表表紙裏には京都高校校歌歌詞を。事前の調査で高女卒の方は御来客名簿に無いので新制高校の歌詞のみを掲載しました。裏表紙裏には「Ya-Yaあの時代(とき)を忘れない」の歌詞を「旅立ち編デッサン」と共に印刷しました。
総会誌と同じ右開きの栞ですが、中身は横書きなので逆手に開いたなと感じました。でもカバーのデザインがどちらも表に見えるのでこれも良しと納得。
最初のページは「つどい」のプログラムを、裏は見開きで上記のシーティングオーダー、4ページ目は文化イベント「精華女子高等学校吹奏楽部演奏会」についてのイベント委員長署名の御挨拶を掲載しています。このページは通常のコピー用上質紙を使っています。白黒でも良いかと思いましたが、コントラバスのカラー印刷品質を見てしまうと白黒に出来なくなってしまいました。製作枚数は115セットを準備。
縦方向にステープル出来る特殊なホチキスを購入し11日夜実行委有志で作業しました。皆ありがとう。

プログラミングとスタートPCによるプレゼンテーションで会の進行をコントロール 

プログラム全体はパワーポイントによるプレゼンテーション(以下PPT)に入力。1月3日に行った同窓会のデータを流用したので割と簡単に作れましたがPPTとしては120ページという豪快に重いファイルになりました。
11日の夜にこのプレゼンテーションは完成し、「つどい」会場のスタッフに駆け足で上映し、プログラムを説明了解を得たものの、実施要領まで製作する暇が無く、照明やお客様の御案内まで詳しく打ち合わせが出来なかったのが残念。しかし、当日流石に50歳の大人ばかりですので、基本の筋立てが理解出来ていれば常識的に皆自主的に立ち働いてくれ問題は無かったと考えています。
当日は実行委委員長が家庭の事情で大幅に遅刻することがわかっていたので、副委員長モコちゃんが当番回生代表として挨拶に立ちました。
プログラムには「開会宣言」や「当番回生代表挨拶」等、誰かはわかるが個人名は書かずに印刷していて正解でした。
PPTには簡単に修正出来ますので、投影される文字には正しい氏名が記載されているわけです。なお、PPTの使用前提で横断幕は作成しませんでしたのでその分の出費を抑えることが出来ました。
御来賓紹介と御言葉下記の方々を御来賓として「紫」の名札でお迎えを致しました。
第13代常磐会会長 
若山 直樹様(22)
代表して若山会長と武吉校長先生に御言葉を頂戴致しました。

(コンセプトプレゼンテーションの後の)乾杯の御言葉と御発声は前会長の尾形先生にお願いを致しました。
御来賓の皆様にはお一人ずつ、本年度の取り組みやこの「つどい」のアレンジを高く御評価下さる御言葉を賜わりました。光栄と有り難く存じます。
京都高校校長
同全日制教頭
高須 雅光様
同定時制教頭
新畑 雄三様
同事務長  
久保 正志様

上原 啓治様
常磐会顧問
古谷 信一様(4)
常磐会顧問様
臼井 末利様(4)
常磐会顧問
尾形 知文様(15)
前年度実行委員長小野 誠子様(29)
常磐会事務局長
執行(しぎょう) 和彦様(34)

テーマとマニュアルコンセプトに引き続きタッキーが過去の行動と総会懇親会の実行方針を説明しました。
テーマを「蒼き季節 君と夢みし」と定めました。オープニングは「フルート編」、「旅立ち編」をフィーチャーし優雅に舞う京都高女や高校校名・校章のスライドショーを「山形由美のパッヘルベルのカノン」でお送りします。ゆったりと和んだところで暗転、雷鳴と共に「パイレーツ・オブ・カリビアン」の『彼こそが海賊(He's a Pirate)』に乗ってスリリングにテーマメッセージをディスプレイ。
若人だったわれらが誓った
高校時代とは何だったのだろう 
高校を選んでここにきたのか
そもそも高校に行きたかったのか
何をしたら満足したのか
少なくとも脇道に迷わなかった三年間の指導を有難く思おう
蒼き季節 夢をみたのか
蒼き季節の夢のために生きたのか
もし再び季節が巡るなら
帰りたい過去を試そう
行きたい未来を創ろう
新しい夢と愛を胸に抱いて
自分の望む新しい季節を
君を友に 私と共に
(最終的に総会で公開されたテーマコンセプトは・・こちら!

コンセプト2010年度常磐会総会懇親会実行コンセプトとしてタッキーがプレゼンテーションを行いました

選曲はメッセージ性もあるアンジェラ・アキの「さくら色」

テーマ「蒼き季節君と夢みし」を揮毫したチャボちゃんによるテーマ詩を朗読
(9月5日総会当日はテーマコンセプト「蒼き夢」としてカズミによる朗読で提示・・こちら!)
@高等女学校から現在に至る京都高校の歴史を認識すること。
A高校の繁栄には優秀な生徒の確保、即ち小中学生とその保護者にアピール出来る京都高校の魅力を伝え、或いはそのような魅力を創造すること。
そのためには、金銭寄贈こそ難しい状況だが手間暇と愛情は注いで母校の発展の助力となり、自ら優秀な先輩である個人格であること。
B視点は当番回生自身の主観で切り込んで行くが全回生に平等であること。
C年月を経て同窓会遂行に挑む今、過ごした半生の意義を模索し、新たに追う夢と理想を得て未来を生きる指針や交友を求めること。
D大恐慌以来と言われる不景気の今、組織合理化とIT技術を駆使して最小限の労力と費用で最大限の効果を得ること。
E同窓会を語る詐欺や個人情報漏洩には万全に注意をすること。
F協賛広告をして戴ける同窓生や企業・商店に常磐会に協賛する経済的満足も感じて戴き、発展の道筋を作ること。
G負担の大きい現状の資金調達方法を改善する申し送り資料を整え、協賛広告集めをしない全く新しい手法も模索すること。
Hんで、どうせやるなら、革新的で楽しく、人に喜んでいただけるものを全力で提示。良い思い出話位にはして、また集まれる基盤は残したいこと。
I初期設定にはなかったが、コンピューター技術やゴルフ・音楽等の趣味で回生縦断した新型の組織が出来るのも楽しそうだなってこと。

Jそのようなものをコンセプトとして
 テーマ「蒼き季節 君と夢みし
 カラー「グリーン」
 イベント「精華女子吹奏楽部演奏会
 等の目標を定め、実行の為の
 マニュアルを策定しました。
ここからは各担当がコーナー司会を順次担当、各分科委員会での実績や当日の企画/計画を発表。
イベント委員長ケイゾーの為に76本のトロンボーンをテーマソングに準備。「精華女子高等学校吹奏楽部演奏会」を選定した経緯や精華の凄さをアピールしました。
自ら京都高校美術部全盛時代の部長を豪語するイベント委員マコト。意外に熱いんです。イベントのフライヤー用イラストを描き下ろしました。曲はエルザの大聖堂への行列へ。
イベントの選定について:
例年文化人/芸能人の講演が多いのですが、費用が掛かるわりに「先生」をお招きするのは気を遣い、土壇場でキャンセルというのも大いに恐れられる。本年度当初より我々は音楽の路線であること、団体を招聘すること、経済的にもせめて九州島内で資金が回る団体であること、来年度以降の為にも安価で「カタログから選ぶように」気軽で楽しく選定すること等を基本としました。九州交響楽団は高すぎ九州吹奏楽団の線が出たところで、先輩から「吹奏楽団なら精華女子高校」というおすすめを得て実際に聴きに行き納得して精華女子高にお願いしたのです。小中学生やハンディのある子供達を無償で招待致します。(9月5日の本番時のパフォーマンスは・・こちら!)
総会誌編集委員長セッチャンの総会誌編集状況の説明。入念な取材とセッチャンのお嬢ちゃんのイラストで「京都高女・新制高校の今昔物語」を送り出します。
「常磐会」の題字を揮毫した書道部のタック。32年ぶりに筆を買い求め、勤務先の青果市場を500枚の半紙と墨の香りで一杯にしながら揮毫に取り組んだことを披露。
母校に貢献として器楽奏者を招いてブラスバンド部員のクリニックを開催したことを実行委員長の代理としてブラバン部出身のフルートさんが発表。
自転車編イラストのモデルになった広報委員長で頑張ったシンジ
満場の柔らかな笑いを呼びましたが、紅顔の美少年だった32年前の自分と競演した気分はどう?
バーチャル京都高校体育祭〜校歌斉唱
最近の京都高校の体育祭を見ていますか?30回生の頃、保護者の観覧用テントなんて無かったですね。今の生徒達は体育祭の日を楽しみにし、体育祭が終わってもまた体育祭をすることを夢に見る、というのです。
バーチャル京都高校体育祭では入場行進からダンス、陸上部員達にお願いして収録した「京都体操」全編、女子の棒引きと背渡り、男子の組体操や騎馬戦、各種リレー。更には体育系クラブ活動紹介。今年亡くなった曽我部君が応援旗を持ってたのを思い出すね。
現役の生徒達が歌う校歌にかぶせてフルートさんの弾くピアノ伴奏が乗り、子供達の歌に引き続いて「つどい」の会場全員による校歌斉唱が開始されるという、体育祭に参加したような、バーチャルからリアルへ移行する校歌斉唱です。ブラスバンドの伴奏が正確なハ長調だったので音をかぶせやすく助かりました。
家庭の事情で遅くなった実行委員長モリタツが登場、30回生のブラバン部長として斉唱のタクトを振りました。
爽やかに盛り上がった斉唱で統一感は高まり、アンコールに「Ya-Ya」を。
今回の協力回生としての招聘対象は28/29/31/32回生、他/41/42/44・45/53/54/56/57回生の方々も一応対象でしょうか。協力回生御紹介のコーナーでは、各回生のコールに「ヤ!」と元気よく声を上げて立ち上がって戴きました。はい、「秘密の県民ショー」で福岡県人カミングアウトで、「福岡県では運動会の時に、ヤ!とかけ声をかけて立ち上がる(笑)」と紹介されたのを見たからです。結構この番組を見ていた人も多く、皆様乗ってやってくださいました。椅子をぶっ倒す方も少なく無く楽しい時間でした。
総会に向けた「結び」副実行委委員長ヒデヨシ登場
筆頭実行副委員長ヒデヨシが「集いの結び」の御挨拶を申し上げました。宴のお開きでもないし、ましてや終わりでもない、総会実行に向けての全員の精神を「結ぶ」という挨拶でした。当たり前ですが宴席ではなかなか難しいしまった言葉で、司会者の期待通りでした。ヒデヨシは2009年度総会の議長もしており、本年度も議長に起用予定で2年連続の議長は常磐会総会史において空前絶後の記録となるでしょう。6時ちょうどに宴会を開始、予定通り8時25分ちょうどに終了!見事なものです。コンピュータープレゼンテーションはエピローグに移行していきます。
エピローグ
コンピューターは平原綾香「ジュピター」に乗せて楽しかった「つどい」の宴の終了ををつげ、当番回生は出口に集合して皆様をお見送りします。サンプル展示も兼ねて協賛広告営業用ノベルティの30回生特製「トイレットペーパー」を準備していました。二次会等に行かれる方には邪魔では?という意見でお席には配らず帰り道に御自由にお持ち戴くようにしましたが皆様お持ちになり全て無くなりましたね。


御参加ありがとうございました。また9月の総会でおめにかかるのを楽しみにしています。

2010年9月5日のイベント「精華女子高等学校吹奏楽部演奏会」は、・・こちら
同上2010年度常磐会総会の様子は・・こちら 
同上2010年度常磐会懇親会の様子は・・こちら 


2010年5月8日 母校吹奏楽部にて器楽クリニック
期日: 2010年5月8日 土曜日
     2010年5月15日 土曜日
時間: 両日とも 13:00〜16:00
場所: 京都高校
クリニック対応パートと講師は下記の表を御覧下さい。
※ 15日のクリニック終了後講師による模範演奏があました。「木管五重奏」と書いていいのかな。
このクリニックで京都高校ブラスバンド部の技術が上がり、良いパフォーマンスをしてくれることを祈ります。 ・・・ 詳しくはこちら